ジオン注射とは
痔にお悩みの方は、一刻も早く治療に取り組むことが完治への近道です。痔は種類によって治療法が異なり、薬物療法を行うものや手術が必要となるものもあります。こちらでは日帰り手術によって痔の症状を改善していくジオン注射の治療法についてご紹介いたします。
ジオン注射による治療法について
ジオン注射とは2005年頃から始められた痔の治療法の一つであり、内核痔に対して行う治療法です。
ジオン注射には硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸が含まれます。硫酸アルミニウムカリウムは出血症状や脱出症状を改善する働きがあり、タンニン酸は硫酸アルミニウムカリウムの働きを調整する働きがあります。ジオン注射を投与することによって痔に流れこむ血流の量を減少させ、痔が硬くなり粘膜に癒着、固定していきます。
痔核を切り取る手術とは違い、傷口から出血することや傷口の痛みも軽減できるため、日帰り手術として行うことも期待できます。
四段階に分けて投与するジオン注射
ジオン注射を行う前にはまず麻酔を使用し、痔核に注射を打ちやすくします。ジオン注射は四段階注射法といわれる方法によって投与していきます。
四段階注射法とは痔核に対して4か所に分割して投与を行う方法であり、こうすることによって薬液を十分に浸透させていくことができます。ジオン注射による治療を行うと3〜4週間ほどで痔の症状を軽減することができますが、すべての内痔核の症状に適用できるわけではありません。痔には様々な種類があり、まずは肛門科で受診を行い自身の痔の症状について知ることが必要です。
当院でもジオン注射による治療も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
ジオン注射を扱った痔の治療は痛みを軽減できると評判で、根治性も高いことが特徴です。当院では日帰りによる手術を行っていますので痔の症状を早く改善したい方や、痛みをできるだけ抑えた治療ができる肛門科をお探しの方はぜひお越しください。春日井市にある当院では肛門科だけではなく消化器科として大腸内視鏡検査も行っております。
