大腸の働き
大腸は便を排出する働きを担っており、3つの腸の働きによって動いています。腸内細菌が最も多い大腸では一体どんな働きが行われているのでしょうか。こちらでは大腸を構成している3つの腸の働きについてご紹介いたします。
盲腸の働き
盲腸は大腸の入口となる部分であり、盲腸の先には虫垂と呼ばれる小指ほどの小さい袋のようなものがあります。盲腸は草食動物が最も発達していると言われていますが、人間は進化する過程で盲腸の働きが退化してしまいほとんど役割を果たしていないという説もあります。しかし虫垂は胃腸の免疫力に大きな影響を与えているのではないかと考えられており、様々な研究が行われております。
結腸の働き
結腸は便を作る働きを担っており上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸の4つから構成されています。小腸で消化、吸収された消化物の残りカスとなるものはこれらの部分をぜん動運動によって排出していきます。その際に小腸で吸収しきれなかった炭水化物やタンパク質を吸収していき、さらにその消化物に含まれる水分をある程度吸収していくことによって消化物は大便としての形が作られていくのです。
直腸の働き
直腸は消化物である便を一時的に溜めておく場所であり、S状結腸と肛門を結ぶ20センチ程の長さの器官です。消化や吸収などの機能はなく、直腸が便でいっぱいになることで便意を感じられます。腸の一部や腹部の筋肉が収縮することにより、同時に肛門の筋肉が開いて便が外に押し出されていきます。
腸が上手く機能しなくなると下痢や便秘といった状態になり、健康状態に影響を及ぼす恐れもあります。また病気の症状によって機能に異常が出てしまう場合もあるため、痛みや違和感を感じたら内視鏡検査を受けることをおすすめします。大腸内視鏡検査や経鼻内視鏡検査に不安を感じる方も少なくありませんが、当院では苦しくない内視鏡検査を行うための技術や知識を活かして安心して検査を受けられる環境づくりを目指しています。
名古屋市や春日井市周辺で内視鏡検査をお考えの方はぜひ当院へご相談ください。